小型ガジェットを装着するクランプ型モジュール『Gadget Clamp』を販売開始しました。
PREDUCTSにはすでに、小型ガジェットを吊り下げる『Gadget Mount』というモジュールも存在します。本プロダクトは、これまでGadget Mountではカバーできなかった範囲を補う新たなご提案であり、その兄弟のようなプロダクトです。
ベルトの苦手を補う、クランプ構造
Gadget Clampは、USBドックやオーディオインターフェースなどの小型ガジェットを、DESKやDASHBOARD下に設置するモジュールです。ガジェットを上下と左右から挟み込む構造で、厚みが26〜44mmのガジェットを設置できます。
クランプは上下方向にネジで締め込む構造のため、比較的重量のあるガジェットにも対応可能。また左右が別体のパーツのため横幅に物理的な制約がなく、ある程度幅の広いガジェットでも設置できます。(※詳しくは耐荷重・対応サイズをご参照ください)


従来のGadget Mountは、ガジェットの左右にスチールのブラケットを設置し、伸縮性のあるベルトで締め上げて固定するものでした。
これは伸縮性のあるベルトの汎用性を活かしたプロダクトで、幅も一般的なガジェットであれば大枠はカバーできますし、高さ方向の自由度も高くできます。USBドックを縦方向に設置したり、高さのあるものを吊りたいニーズにも応ることが可能です。また金属パーツが小型のブラケットのみのため比較的価格も抑えられる点も魅力のひとつでした。
ただし、ベルトの耐荷重が決して高くはないため、重量物を固定するのには難しかったり、頻繁に抜き差しするガジェットの場合だと(滑り止めを挟んではいるものの)、ベルトの伸縮によって多少動きが生じてしまうという課題もありました。


一方、今回リリースしたGadget Clampはクランプをネジ止めして設置するため、かなりしっかりとガジェットを固定でき、抜き差しの多いガジェットでも意図せず動くことなく利用できます。またクランプという構造上、厚み(高さ方向)には制約がありますが、ベルトのように左右方向の制約が無いため、比較的幅の大きなものも設置可能になりました。
シンプルで派手さはないが、力強い造形
このGadget Clampは、強度と意匠性を担保するためにアルミの削り出しで量産しています。DASHBOARDなど比較的目に触れる場所に設置することを考慮したのもあり、意匠上シンプルながらも無骨すぎないかたちを探っていきました。

とはいえ、あくまで目立つべきではないプロダクトゆえ「派手さ」は必要ありません。
ただその中でも、手に取った時に"もの"として満足感が得られるか、DASHBOARDの下にちらっと見える存在としても、手元に置きたいと思えるか......そうした"満足感"は追求したい。
そう考えながら試作を重ねていったところ、気がつけば構造上の検討と合わせて、試作の数は20を超えていました。最後はもはや並べないと分からない違いですが、その結果シンプルながらもクランプの力強さが伺える造形に仕上がったと感じています。


多様化するガジェットも安心して設置できるパートナー
近年、USBドックはバリエーションも増え、大型のものも珍しくなくなってきました。またユーザーの方々のデスクを細かく見ていくと、設置されているのはオーディオインターフェイスに限らず、KVMやUSB DAC、アンプなど、重量やサイズもさまざま。比較的高価なものも少なくなく、これまでのGadget Mountでは役不足だったこともあったかと思います。

そうした、デスク周りの"多様化"を支える新たなパートナーがGadget Clampです。大切な愛用品も、大型の新機種でもしっかりと力強く挟み込み、安心してご利用いただけます。
まだデスク周りに小型ガジェットをそこまで置いていない方も、設置したいがちょうど良いモジュールがなかった方も、是非セットアップのパートナーとして検討してみてください。