Flo X Monitor Arm:意匠性と機能性を兼ね備えた、ハイエンドモデルのモニターアーム

モニターアームの名作 Flo Monitor Arm。PREDUCTSストアでもHerman Miller社の正規代理店として販売してきました。

そのFlo Monitor Armをベースに、大幅にスペックアップした新ハイエンドモデル「Flo X Monitor Arm」が登場。この度、PREDUCTSストアでも正式に取り扱うことになりました。本記事ではFlo X Monitor Armの魅力についてご紹介します。

発売を記念してプレゼントキャンペーンも実施しますので、ぜひ最後までご覧ください。

Flo Monitor Armについて

Flo X Monitor Arm(以降、Flo X)を語る上で、Flo Monitor Arm(以降、Flo)の素晴らしさにも改めて触れさせてください。

Floはモニターアームとしては、他に類を見ないほどミニマルなシルエット、かつ造形に限らずDリングやスプリング式アームなど構造上もシンプル。意匠性と機能性が両立した秀逸なプロダクトです。

PREDUCTSストアでも人気の"Flo Monitor Arm"

登場以来、その優れた機構とプロダクトデザインが認められ、Red Dot Design Award、National Ergonomics Conference & Exposition、Best of NeoConといった名だたるデザイン賞を受賞した実績を持ちます。

2011年の登場から10年以上が経過している今でも、そのデザインと機能性は色褪せず、現在でも多くの方にご採用いただいています。

そして10余年の時を経て登場したのが、今回のFlo X。 デザインと機能の側面から、Floからの新たな進化をご紹介していきます。

ウルトラワイドモニターにも対応する、大幅な耐荷重アップ

一番の大きな変化は何と言っても昨今「ウルトラワイドモニター」と称される、UWQHD(アスペクト比3440×1440 / 21:9画角)の解像度を持つ、超大型横長モニターへの対応です。

ウルトラワイドモニターの中でも40インチを超えるサイズになると、10kgをオーバーする重量のものが多く、従来のFloでは搭載することができませんでした。

湾曲型のウルトラワイドモニターもしっかり持ち上げるFlo X。©Herman Miller

また湾曲した造形のウルトラワイドモニターの場合、モニターの重心が前方に偏るため、アームとモニターの連結部分に高いホールド力が無ければ、モニターのマウント部分が重量に負けて”おじぎ”してしまう問題が起きます。

これらの課題をFlo Xがどう構造として解決したのか、Flo Xに搭載された2つの新機能に注目します。

デュアルスプリング機構

Flo Xの最大耐荷重は18kgと、Floの耐荷重9kgから倍になりました。一方で、下限の耐荷重は3kgと、Floと同じ軽量のモニターにも対応している点が特徴です。

つまり3-18kgと非常に幅広いレンジの重量のモニターに対応することができます。これは現在、市場にあるモニターアーム製品を見回しても抜きん出たスペックです。

なぜ、Flo Xはそれほど幅広い耐荷重をサポートできるのか。その秘密は新たに採用された「デュアルスプリング機構」にあります。

従来のFloのスプリング機構(上)とFlo Xのデュアルスプリング機構(下)

従来のFloは、4カ国で特許を取得している「Flo Spring Technology」と称するスプリング機構が特徴のモニターアームです。Flo Xでは、このスプリングを二重の構造にすることで、従来の倍となる18kgの耐荷重を獲得しました。

単にスプリングを二重化するだけでなく、片方のスプリングを無効化する機能も実装。これにより従来のFloの最低荷重3kgもカバーし、3-18kgという非常に幅広いレンジの耐荷重を実現しています。

新採用の"Dual-Spring Technology"によって10kg超えのモニターも軽々と持ち上げるFlo X。

形状を刷新したDリングチルト

Floの設計思想として「ひとつの部品に複数の機能を持たせる」ことがメーカー公式サイトでも語られています。その代表格とも言えるのが、このDリングです。

アームに接続されたモニターが縦方向にチルト、横方向に首を振るための機構であり、更にモニターに装着したVESAマウントをワンタッチで着脱するための機能を、このDリングと呼ぶアルミ鋳造のパーツに備えています。

これだけ多くの機能を備えながら、造形としては非常にシンプルであり、美しいシルエットを持つDリングは、Floの意匠性を決定づける非常に重要なパーツです。

従来のFloの"Dリング"システム。

ウルトラワイドモニターへの対応はモニター全体の重量だけはありません。先述しましたとおり、近年流行している湾曲型モニターの場合、平面型モニターよりも製品の重心が前方に偏ってしまうため、チルト方向への高いホールド力が不可欠になります。

そこで、従来は円柱型の断面構造だったDリングを、六角形の断面構造にすることで新たに生まれ変わった「ダイヤモンドDリング」。

従来よりも遥かに高いホールド性を発揮し、モニターの角度をしっかりと維持するだけでなく、スムーズな調整も可能にしてくれます。

形状からホールド機構まで刷新したFlo Xの"ダイヤモンドDリング"システム。

デザインとエンジニアリングの両立

一方のデザイン面は、倍の耐荷重に対応するために単に太く重くなったわけではありません。造形という意味でのプロダクトデザインも非常に優れていると感じます。特にケーブルの取り回しの構造はFloよりも洗練され、より目立たない形でマネージできるようになっています。

高いエンジニアリング技術と美しいデザイン性を併せ持ったFlo Xは、Floのプロダクトデザインをしっかりと継承した上で、現代のワークスペースに要求されるスペックを実現した製品だと感じています。

こちらはメーカーのColebrook Bosson Saundersのデザイン・ストーリーです。世界的なパンデミックの状況下、チームワークでどのようにFlo Xを作り上げたのか、デザインの背景が伝わってくるムービーです。(日本語字幕付き)

Flo Xのさらなる進化

本記事公開時点ではまだ発売前ですが、Flo Xは、最大3枚のモニターをマウントできるソリューションが今後登場予定です。

複数のモニターをひとつのアームで一括で管理できるようになるため、現在複数のモニターアームをお使いの方は、デスクをよりシンプルな構成にアップデートできそうです。

マルチマウントバーによってトリプルモニターをマウントしたFlo X。©Herman Miller
中央部にハンドルも備えるため、モニターの操作がしやすい設計。©Herman Miller

Flo X プレゼントキャンペーン

Flo Xの販売開始を記念して、Flo X (Black)とFlo X(White)を各1台、抽選でプレゼントするキャンペーンを実施します。

PREDUCTS公式アカウントをフォローし、参加条件を満たすことでX (Twitter)ではFlo X (Black)を、InstagramではFlo X (White)をそれぞれ抽選で一名様にプレゼントします。

この機会にぜひご応募ください。参加条件について、詳しくはそれぞれのPREDUCTS公式アカウントをチェックしてください。

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