いい仕事を生む、道具店『WORK TYPES』を彩った4つのセットアップ「TYPES」

2024-06-18

5月11日〜6月2日の間開催した、ポップアップイベント『WORK TYPES』。

「いい仕事を生む、道具店」というコンセプトのもと、国内外のユニークな仕事道具を生み出すブランド・ショップにご協力いただき、様々なプロダクトを体験できる場を用意しました。

本展において、PREDUCTSは単にデスクを展示するのではなく、様々な利用シーン/ユースケースを体現するようなセットアップを構築。「TYPES」と名付け、「こんな活用の仕方があるんだ」「こういうデスクのセットアップいいね」と、想像を膨らませてもらえるような展示をご用意しました。

会期は終了しましたが、現地へ足を運ぶのが難しかった方などにもご参照いただけるよう、そのセットアップを記事という形でご紹介します。

1.TYPES:DTM

大型の機材が必要とされるシーンも多く、作業性と効率性のバランスが難しい音楽制作環境。多様な機材を擁しつつも、デスクには余白があり“仕事”にフォーカスできる、そんなデスク環境をTYPES:DTMではご提案します。

本セットアップではteenage engineeringのポータブルな音楽機材のシリーズ「Field Series」を活用。意匠性が高く小型軽量ながら、十二分な機能を擁した本機材を中心に、セットアップを構築しています。

なお、セットアップには発売前のプロトタイプ「Desk Shelf」と「Keyboard Tray」を活用。数が多く机の上を占領しがちな機材も適宜収納できることでスッキリとした制作環境を実現します。

2.TYPES:GAMING

単なる“娯楽”にとどまらず、社会現象にも競技にもなるゲーム。

時にはゲームに全力で没頭できるようなクリーンさを、時には数ミリ単位・コンマ1秒単位を争うシリアスなプレイに対応できるような緻密さをゲーミング環境は求められます。そんな特異性をふまえたデスク環境をTYPES:GAMINGでは提案します。

本セットアップではNintendo SwtichやPS5などのゲームコンソール、コントローラ、ゲーミングPCを各種モジュールを用いて天板裏に設置。多様な大型のアイテムがあるにもかかわらずクリーンなデスク環境を実現しています。

3.TYPES:CRAFT

コンピュータでアイデアを練ったり、実際に手を動かして形にして理解を深めたり。デジタルとアナログを往復しつつ、“形”を見いだしていく現代のものづくり。デジタルだけでもアナログだけでもない。両者をうまく組み合わせた、現代的“ものづくり”に携わるデスク環境を、TYPES:CRAFTではご提案します。

本セットアップは3Dプリンタでの“ものづくり”と“コンピュータ作業”を往復する上でどちらの快適性も突き詰めた環境を設計。ものづくり側では、Bambu Labの「A1 mini」と工具類を用意し、すぐにプロトタイプを出力、必要に応じ加工ができる環境を構築。大型の工具などもDrawer Threeによって目立つことなく収納できるようにしました。

コンピュータ側では31.5インチの大型ディスプレイ2枚をHerman Millerの「Flo X Dual」を用いて設置。手元にはWacomの有機EL液晶タブレット「Movink 13」を備え、3Dモデリングから画像・写真編集まで細かな作業も操作性高く行える環境を実現しています。

4.TYPES:DRAWING

デジタル時代の“手描き”を突き詰めたセットアップです。“手の自由度”と“デジタルの効率性”——デジタル vs アナログという二項対立ではなく、両者の長所を活かし短所を補い合うことで生まれる利便性を引き出すデスク環境をTYPES:DRAWINGではご提案します。

本セットアップでは、デジタル時代の“手描き”を支える液晶タブレットの代表格・Wacom Cintiq Pro 22を軸にセットアップを構築。机上の機材はスタンドに載ったCintiq Pro 22と、ワイヤレスでも使える左手デバイスTourBox Eliteに絞って設置。ディスプレイはDesk Shelfの上に、キーボードやマウスはKeyboard Trayに設置。PCはもちろんデスク裏。ケーブルも丁寧に隠しました。

机上を液晶タブレットに集中しやすい環境を構築することで、作業に没頭できるとともに、資料類を広げたりする余白も確保。クリエイティビティが広がる環境を実現しています。

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